2012年10月09日
リュウキュウスズカケ

オオバコ科 グガイソウ属 リュウキュウスズカケ
花房の下の方から開き始め、今が3分咲きでしょうか。
もう少し開花が進むと、今度は下の方が散り始めるので
これぐらいが見頃だということでした。
絶滅危惧IA類(CR)です。
奄美大島にわずかに自生していることが確認されています。
7株ということでした。少ない。
開発による環境の変化が、減少の原因だそうです。
アスファルトの道路を作ると、黒い色は当然熱をためますが
その下の地面の温度の変化は、道路の左右100mまで影響するそうです。
つまり、道路の幅+200mの帯状に環境が変化することになります。
たった1本の道路がすごいことになるなあと感じます。
固有種は、もともと、環境の変化に弱いのでしょう。
変化をものともしない、外来種に攻め込まれています。
ガイドさんに案内してもらいましたが、
ジープでガタゴト揺られながら、
まるでリポビタンのCMのように道なき道(以前は道だったらしい)を入っていき、
ジープを置いて、さらに徒歩で進んだところに咲いていました。
よく咲いていてくれたなあとひとつ感心。
よく知っていたなあともうひとつ感心。
よく連れて行ってくれたなあとさらにもうひとつ感心しました……(*^_^*)
ちなみに、以前はゴマノハグサ科に分類されていたようです。

Posted by チャーリー at 15:27│Comments(0)
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