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2010年11月01日

奄美自然観察の森への道




龍郷町の「奄美自然観察の森」へ瀬留近くからの道を登ってみました。
県道からの入り口の所に、通行止めのロープが張ってありましたので、
上には誰もいないだろうと高をくくって
ロープの端に手をかけました……(*^.^*)

車をじゃまにならないところに片づけて徒歩で長雲峠へ。
標高ではなくて、歩いた距離で2500mぐらいでしょうか、
案の定、倒木と土砂が道路をふさいでいました。





通行止めと書いてあるんですから当たり前と言えば当たり前ですが、
せっかくここまで来たのに
この先はどうなっているのだろうと思いませんか?

昨日の経験で、こんな場所でも必ず誰かが登っていると
あたりをつけて足下を観察してみました。
すると、案の定右端のロードミラーの先に
数人で歩いたような跡がありました。
おそらく役場の人だと思いますが、
取り残された人はいないか、現状はどうかということを確認するために
災害直後に点検して回っているのです。
すごい仕事ですね。

で、足跡を頼りに登ってみると……





下の方は……





山頂付近からごっそり滑り落ちて谷間に沿って久高方面に
逆「く」の字にまがりながら山肌が削げています。
言葉が出ません。

やっぱり行けないのか、
自分の目で確認したんだからきっぱりあきらめようと思い、降りてきました。
車に戻ってから、管理人さんに電話をしてみました。すると、
「出勤してますよ」とのこと、
「えっ、どうやって登るのですか」と尋ねたら
「大勝から本茶峠旧道に登って、頂上のセメント工場で右折、
あとは長雲峠の尾根道を大阪管区航空局の電波燈台を目指して
ひたすら走ってくる道があります」と教えてくださいました。

で、無事奄美自然観察の森に到着すると
管理人さんは、環境整備の真っ最中です。






「こんな人が来ないときに、しっかり整備しとこうかと思って……」
ほほぉ、よい心がけじゃ!

そんな日に、出かけていったのは誰よ……(*^.^*)

今回の豪雨の顛末(てんまつ)をいろいろと教えていただきました。
今は、人が生きることが先なので言い出せないけれど
20日の集中豪雨で、希少種の生息地が
いくつも失われてしまったとのことでした。

帰りがけに
先ほどの道を長雲峠から徒歩で下ってみました。
下から登ったときと同じ地点ですが、上からは1500mぐらいのところです。





ここも右端か左端かに誰かが登った跡があるはずだと思って
足跡を探しているところに
ランドクルーザーが2台、ブゥ~ン!
国土交通省の職員の方々が7~8名降りてきました。
「やべぇ!」と思いましたが
「危ないですよ~」と優しいひとことですみました。
車をおいて歩いてきてよかったなあと内心で自分を褒めながら
そそくさとその場を後にしました。

ちなみに、「通行止め」というのは
「車だけではなく人も通れません」という意味だろうなあとは
私も、うすうす思っています……(*^.^*)


  


Posted by チャーリー at 18:22Comments(8)奄美の暮らし