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2011年04月22日

シャリンバイ




バラ科 シャリンバイ属 シャリンバイ (ティーチギ)

枝が車輪のスポークのように延びて、花が梅に似ていることから
この名前が付きました。
東北地方から台湾まで海岸線を中心に広く分布します。
刈り込みしてもよく葉をのばすことから庭木としても使われます。
乾燥や環境汚染にも強いということで、
街路樹として使っているところもあるようです。

奄美では何より、大島紬の染料として使われる大切な植物です。
絹糸を、樹皮や根をくだいて煮詰めて出てきた汁に浸けます。
煮汁に溶け出した成分であるタンニンと反応して、赤い色になります。
この行程を20回ほど繰り返します。
その後、鉄分の多い粘土に浸けて発色させます。
黒っぽいいつやのあるつむぎ独特の色が出てきます。
この行程が4~5回繰り返されます。

秋には、青い実をつけます。
大浜の夕暮れの風を受けて、気持ちよさそうに揺れていました。



  


Posted by チャーリー at 06:19Comments(4)奄美の草花