2011年04月24日
センダン

センダン科 センダン属 センダン
西日本各地からアジアにかけて分布します。
海岸付近や林縁に多く見られます。
「楝(おうち)の木」ともいわれます。
奄美を白く彩ってくれる花の一つです。
よく見ると、びっしりと花をつけています。
花の中心が紫色をしているので、全体が淡い薄紫色になって風に揺れています。
よく聞くことわざに
「栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳(かんば)し」というものがあります。
優れた人物は、幼少の頃よりその片鱗を見せるというような意味ですが、
その「栴檀」は、この木ではなく、「白檀(びゃくだん)」なんだそうです。
ことわざができるほど香りが強いかなあと思っていた疑問が解けました。
まあ、かつては葉を除虫材として使っていましたので、それなりに香ります。
栴檀の花を見ると真夏のセミの季節を思い浮かべます。
午後からはからりと晴れましたが、風が強く、体感温度の低い一日でした。

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